女性に向けたマーケティングは世界的に盛んだが、韓国もその例外ではない。これまでは往々にして、女性はデジタル機器に弱いものと見られがちだったが、それならばと韓国ではメーカーは積極的に女性にアプローチしている。
女性ユーザーをつかむポイントとなるのは、なんといってもデザイン性のようだ。有名ブランドやファッションの流行と歩調を合わせたようなデジタル機器が、次々と発表されている。
LG電子は女性向けに、模様入りの携帯電話「CYON Crystal Edition」こと「LG-SV300S(SK Telecom用)/LG-LV3000S(LG Telecom用)」を8月末に発表した。
唐草模様のようなデザインは、英国のファッションブランド「ポール・スミス」のデザイナーであるRobert Ryan氏によるものだ。この模様の所々にはスワロフスキーのクリスタル原石が埋め込まれており大変優雅な印象となっている。
画面は2.2インチと、韓国の携帯電話としては大きめ。ボタンも大きめにしたほか、頻繁に利用する機能に直結する短縮ボタンを、画面下に配置することで使いやすさにも気を配った。
じつはCYON Crystal Editionは、デザイン以外に目立った機能的特長はそれほどないのだが、ファッショナブルであるということは、女性ユーザーにとって、機能以上に大切な要素となりえるようだ。
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