PCで仕事するとなると必須なのがOffice系アプリです。前回のレビューで書いたとおり、MacにはMicrosoft Office(MS Office)のMac版もあるためWindowsからの乗り換えも問題ありません。
またMac内で仮想化プログラムを走らせ、その中にWindows XPやVista環境を構築、Windows版のMS Officeをそのまま使うという技もあります。いずれにせよ、移行時の最大の懸念事項である「Windowsと同じOffice環境を利用できるか」と言った心配はないと言ってもよいでしょう。
またAppleは独自のOfficeアプリ「iWork'09」をリリースしています。MS Officeとの文書の互換性も備えていますが、他の人とのデータの共有などを考えた場合は素直にMacでもMS Officeを使ったほうがよいかもしれません。とはいえMS Officeの価格は4万9800円もします。一方のiWork'09はわずか8800円。これなら気軽に導入できる価格です。
1万円以下で購入できるからと言って、iWork'09は「安価なOfficeアプリ」なのでしょうか?昔「XXXワークス」という統合アプリケーションがはやった時代がありましたが、そのころの製品は確かに必要最小限の機能に絞った簡易Officeアプリというイメージがありました。iWork'09もたとえば表計算ソフトに用意されている関数の種類などはExcelに及びません。でもiWorkには他のOfficeアプリには無い大きなアドバンテージがあります。
それは「使いやすさ」と「作成されたデータの美しさ」です。AppleのiWork紹介ページにも「アップルのオフィス作業効率化スイート、iWorkがあれば、最高に美しい文書、スプレッドシート、プレゼンテーションを手軽に作成できます」との一文があるように、iWork'09は見た目がきれいな文章やグラフ、プレゼンテーションなどを簡単に作ることができるのです。
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