IDCは、世界ITセキュリティ支出に関する調査結果を発表した。2023年におけるセキュリティソリューションおよびソフトウェアへの支出額は2190億ドル(約28兆8817億円)で、前年に比べ12.1%増えると見込む。
サイバーセキュリティに関係するハードウェア、ソフトウェア、サービスに対する支出は増え続け、2026年には3000億ドル(約39兆5640億円)近くに達すると予想。対セキュリティ支出の成長ペースは総IT支出よりも速く、IDCはその要因として、高まり続けるサイバー攻撃の脅威、ハイブリッド環境の安全確保に対する需要、データの保護およびガバナンスに対する要件を挙げた。
セキュリティ支出全体に占める割合は、ジャンル別ではマネージドセキュリティサービスが36.8%でもっとも多い。これに、エンドポイントセキュリティソフトウェア(19.2%)、ネットワークセキュリティアプライアンス(13.5%)が続く。
支出の多い業界には、銀行、組立製造、プロフェッショナルサービス、連邦/中央政府がある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」