Qualcommは米国時間3月17日、最新のモバイルプラットフォーム「Snapdragon 7+ Gen 2」を発表した。Qualcommのプレスリリースによると、小米科技(シャオミ)の「Redmi」ブランドと、同じく中国のrealmeが3月中に7+ Gen 2を搭載したスマートフォンを発表する予定だという。
QualcommはSnapdragon 7+ Gen 2について多くの改良点をアピールしており、例えばCPUとGPUのパフォーマンス向上、カメラ性能の改善(特に低照度撮影と4K HDR動画)、「Snapdragon X62 5G Modem-RF System」によるミリ波(mmWave)およびサブ6GHzの5G接続、「Qualcomm FastConnect 6900」チップがサポートするWi-Fi 6Eなどを挙げている。
同社によると、Snapdragon 7+ Gen 2は「Snapdragon 7 Gen 1」と比べてCPUの性能が50%以上高いという。電力効率が全体として最大13%高まり、バッテリー持続時間の改善につながるとしている。同社の急速充電規格「Quick Charge 5」に対応しており、0%から50%まで5分で充電できるという。
Snapdragon 7+ Gen 2は、Snapdragon 7シリーズで初めて5G/4GのDual-Sim Dual Active(DSDA)をサポートする。
ゲーミング関連の改善点としては、QHD+ディスプレイで最大120fpsのサポート、低遅延のオーディオコーデック「Qualcomm aptX」などがある。
Qualcommはまた、Snapdragon 7+ Gen 2に搭載する人工知能(AI)機能の新たな改善点についてもいくつか明らかにした。同製品は「大幅に強化」した「Qualcomm AI Engine」を採用しており、動画の解像度を1080pから4Kにアップスケールしたり、デジタルズームでより鮮明な映像を撮影したりすることを可能にするという。
その他のカメラ関連の改善点として、最大2億画素のカメラモジュールに対応する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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