時短勤務の人、好きな時間に好きな場所で働く人、複数の仕事をかけもちする人……働き方が多様化した昨今、時間の使い方はさまざまだ。それでも、すべての人にとって1日は24時間である。一国の長も、推しのアイドルも、あなたの上司も、同じ時間を生きている。そして誰もが「24時間では足りない」と感じているはずだ。
「限られた時間を有効に使わなければならない」と頭ではわかっていても、実践するのは難しい。所要時間の見積もりが甘く、いつもギリギリになってしまう。同僚からどんどん打ち合わせを入れられてしまい、自分の仕事が進まない。何から手をつけていいか迷ってしまい、時間をムダにしがち――。
本書では、時間を「うまく使う人」と「追われる人」の50の習慣を紹介している。具体的には「時間をうまく使う人は時間の見積もりがうまく、追われる人は時間の見積もりを諦める」「時間をうまく使う人は自分の行動時間も押さえ、追われる人は他人とのアポイントしか書かない」「時間をうまく使う人は1日のテンプレートを持ち、追われる人は毎日ゼロから予定を考える」といった具合だ。時間を「うまく使う人」と「追われる人」の行動や習慣を比較したうえで解説しているので、理解しやすい。自分が「追われる人」に該当すると知ってドキッとする人も多いだろう。
50の習慣は「思考」「スケジュール管理」「ムダとり・時短」「効率アップ」「環境・仕組みづくり」「メンタル」「人生」の7つの章に分かれている。自分に合いそうなものをいくつか取り入れるだけでも、時間の使い方が変化するだろう。タイムマネジメントを通じて、時間と心のゆとり、そして毎日の充実感を手に入れてほしい。
今回ご紹介した「時間を『うまく使う人』と『追われる人』の習慣」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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