2023年のアカデミー賞は、動画配信サービスにとって不完全燃焼の結果に終わった。Appleの「コーダ あいのうた」が作品賞を獲得した2022年とは異なり、動画配信サービスは多くの部門で受賞を逃した。
Netflixは6部門で受賞し、Appleは1部門のみの受賞に終わった。2023年のオスカーを席巻した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は、配信サービスとの提携がなく、従来の映画館のみで公開された作品だ。
Netflixの「西部戦線異状なし」は4部門を受賞したが、作品賞は逃した。この映画は、2月の英国アカデミー賞(BAFTA)で驚きの受賞を果たし、米国アカデミー賞でもどんでん返しがあるかもしれないと思われていた。しかし、同作品が受賞したのは、作曲賞、国際長編映画賞、美術賞、撮影賞の4部門だった。Netflixの映画ではその他に、「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」が長編アニメ映画賞、「エレファント・ウィスパラー: 聖なる象との絆」が短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。
Appleは、2023年のノミネートは2部門だけで、「その道の向こうに」のBrian Tyree Henryさんが助演男優賞、「ぼく モグラ キツネ 馬」が短編アニメ映画賞にノミネートされていた。後者が今回唯一の受賞となった。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、作品賞を含む7部門で受賞を果たした。同映画は、2022年3月にSouth by Southwest映画祭でプレミア上映された後、米映画スタジオのA24によって劇場公開された。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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