Amazonは、バージニア州アーリントンで進めている「HQ2」としても知られる第2本社の建設の一部を延期する。
Amazonの不動産責任者であるJohn Schoettler氏は米国時間3月3日、HQ2の第2フェーズである「PenPlace」の着工をしばらく延期することを明らかにした。第1フェーズである「Metropolitan Park」はスケジュール通りに完成する予定で、同施設で勤務する予定の8000人の従業員を対象に、6月に開設する見込みだ。
「Metropolitan Parkには1万4000人以上の従業員を収容するスペースがあるため、PenPlace(HQ2の第2フェーズ)の着工を少し延期することにした」とSchoettler氏は述べ、「当社の第2本社建設は当初から複数年プロジェクトであり、バージニア州アーリントンと広域首都圏を対象とした取り組みは続ける」とした。
この建設延期についてはBloombergが3日、これに先立ち報じていた。
Reutersは2022年7月、Amazonが米国全域の6件のオフィスビル建設を一時休止すると報じ、その設計がハイブリッド勤務体制に与える影響を検証するためだとしていた。Amazonは2023年に入って1万8000人超の人員削減を発表している。
同社の広報担当者であるZach Goldsztejn氏はHQ2の着工延期について、人員削減を示唆するものでもその結果でもないと述べた。
HQ2は当初、ニューヨーク州のロングアイランドシティに建設予定だったが、2019年に地元の政治家などの強い反対を受けた。そこでAmazonが代替地として選んだのが、ワシントンDCのすぐそばのバージニア州アーリントンだった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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