Appleは、次の低価格帯モデルである「iPhone SE」(第4世代)の開発を再開したと報じられている。同社は、今後のスマートフォン計画の妨げとなっていた大きな問題を解決したのかもしれない。
著名なAppleアナリストであるMing-Chi Kuo氏は2023年1月に、同社が「iPhone SE」の第4世代の開発を中止したと述べていた。しかし同氏は現在、同端末の開発が再開され、Appleが社内で開発したモデム(5Gベースバンドチップ)の最初のバージョンが搭載される可能性があると考えており、その予測を長いツイートスレッドに記している。
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— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) February 27, 2023
[Update] Apple has restarted the iPhone SE 4 and will adopt an in-house 5G baseband chip. The significant decline in Qualcomm's Apple orders in the foreseeable future is a foregone conclusion. https://t.co/0MeZDFnbzg
Appleが「iPhone」のアンテナ機能を担う独自のベースバンドチップ開発を考えているという臆測は、何年も前から流れていた。Kuo氏は2021年に、Appleは早ければ2023年にQualcommチップの使用をやめて自社製に切り替える可能性があると予測していたが、独自の接続ハードウェアの開発が思うように進まず、その取り組みは遅れているようだった。
Kuo氏の最新予測は、Appleが自社開発のベースバンドチップの製造に関する問題の少なくとも一部を解決した可能性を示唆している。同氏によると、そのチップは5GのSub6周波数帯のみに対応する見込みだという。Sub6とは、世界中のほとんどの通信事業者が5Gネットワークに利用している、5G周波数帯の中のミッドバンド帯域のことだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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