規格外や賞味期限が近い商品、季節商品などを販売する「Kuradashi」を運営するクラダシは2月21日、東急モールズデベロップメントが運営する商業施設「たまプラーザ テラス」において、Kuradashi初となる常設店舗を5月下旬にオープンすると発表した。
同社は、廃棄の可能性があった商品を価値あるものに生まれ変わらせ市場に提供する「1.5次流通」で、通常の流通ルートを毀損しない全く新しいマーケットを創出。さまざまな理由により通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、Kuradashiで販売することで食品をはじめ、さまざまな商品のロス削減に取り組んでいる。
さらに、売上の一部を環境保護や動物保護、医療支援などを行う社会貢献活動団体に寄付することで、「目標12:つくる責任 つかう責任」をはじめとして、SDGsの目標達成への貢献を目指している。
また、SDGsの目標達成のために何ができるか考え、行動してみる機会を提供するため、オンラインでの販売だけでなく、2022年よりPOPUP SHOPの出店を各地で展開している。
今回出店を予定するたまプラーザ テラスは、地域密着型の商業施設。2010年に開業し、2023年2月23日より順次リニューアルを決定。新規5店舗、改装5店舗を順次オープンし、3つの広場についても 「つながる」「あつまる」「たたずむ」をテーマとして新たにデザインするという。
同社と東急モールズデベロップメントは、フードロスなどの社会課題の解決に向け、積極的にサステナビリティ活動を推進。今回、双方の取り組みや活動に共感をしたことをきっかけとして、2022年の期間限定のPOPUP SHOPでの展開を経て、Kuradashi初の常設店舗を出店することにしたという。オープンは5月下旬を予定しており、詳細については改めて発表するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス