ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営するクラダシは10月20日、朝日放送グループホールディングスとDMM.comの合弁会社であるONE DAY DESIGNと業務提携し、フードロス削減ECサイト「ロスマイル」をオープンしたと発表した。
同社は、廃棄の可能性があった商品を価値あるものに生まれ変わらせ市場に提供する「1.5次流通」という新しいマーケットを創出。さまざまな理由により通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、Kuradashiで販売することで、食品をはじめとするさまざまな商品のロス削減に取り組んできた。
さらに、売上の一部を環境保護・災害支援などに取り組むさまざまな社会貢献活動団体に寄付し、SDGs17の項目を横断して支援している。
ONE DAY DESIGNは、放送事業者とWeb事業者のグループ会社である強みを生かし、TVとWebをかけ合わせ、これまでにない新たなプロモーションを社会に提供している。
日本では、年間約522万トンのフードロスが発生しているという。一方、食糧自給率は38%と低く、消費している食品のうち62%を輸入に頼っている状況にある。
フードロスの問題は、自然環境への影響にも関わるなど、身近で重要な社会課題のひとつとして関心が高まっている一方で、SDGs12.3の「2030年までにフードロス半減」を目指すには、さらに多くの人が共にこの問題に取り組む必要がある。
そこで両者は、フードロス問題をTVの力で啓発および、解決するため、ロスマイルを開始することにしたという。また、同事業に賛同し、メ〜テレ (名古屋テレビ放送)と九州朝日放送も事業パートナーとして参画するという。
ロスマイルでは、賞味期限間近やパッケージ破損、製造工程で出てしまうキズ物など、これまで市場での販売が難しく、廃棄されていた食材を割引価格(最大66%オフ)で提供する。
ロスマイルの売上の一部をクラダシ基金への寄付に充て、社会貢献活動や地方創生などに貢献していくという。
同社では、ロスマイルオープンを記念して、10月31日までの期間限定で、1000円オフクーポン(クーポンコード:NEW1000)を配布している。ひとり一回限りかつ、3500円以上で利用可能。
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