検索分野で10年以上にわたってマイナーな存在に甘んじていたMicrosoftが、「ChatGPT」を支える人工知能(AI)で強化された「新しいBing」によってついに、主役に躍り出る可能性がある。
OpenAIのChatGPTは、1週間で100万人のユーザーを獲得したが、今度は、OpenAIの大規模言語モデルを搭載する「新しいBing」を発表したMicrosoftが、獲得ユーザー数を明らかにした。わずか48時間で100万人のユーザーが、新しいBingを試用するための順番待ちリストに登録したという。
「新しいAI搭載Bingの試用を希望するユーザーの数に、恐縮すると同時に元気づけられている。48時間で100万人を超えるユーザーが、われわれのプレビューの順番待ちリストに参加してくれた。参加希望者は、bing.com/newにアクセスしてほしい」と、同社のコーポレートバイスプレジデント兼最高コンシューマーマーケティング責任者のYusuf Mehdi氏はツイートした。
We're humbled and energized by the number of people who want to test-drive the new AI-powered Bing! In 48 hours, more than 1 million people have joined the waitlist for our preview. If you would like to join, go to https://t.co/4sjVvMSfJg! pic.twitter.com/9F690OWRDm
— Yusuf Mehdi (@yusuf_i_mehdi) February 9, 2023
Mehdi氏と同社の最高経営責任者(CEO)であるSatya Nadella氏は米国時間2月7日、新しいBingを発表した。現在は限定プレビューが公開されている状態で、プレビュー版にフルアクセスするためには順番待ちリストに登録する必要がある。登録する際は、Microsoftアカウントへサインインすることになるため、アカウントを持っていない人は作成が必要だ。
多くのユーザーが「Office」アプリや「Outlook」にMicrosoftアカウントでサインインしているが、Bingにサインインしたことのある人は非常に少ないだろう。検索エンジンを使用する人のうち、Bingを使用する人は世界中で現在、約3%だ。Statcounter Global Statsによると、約93%のユーザーがGoogleを使用しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス