Googleは米国時間2月6日、「Bard」という「ChatGPT」に似た同社独自の人工知能(AI)チャットボットをリリースした。
「Bard は、世界の幅広い知識と大規模言語モデルの能力・知性・創造性を組み合わせることを目指している」と、Googleの最高経営責任者(CEO)Sundar Pichai氏は6日にツイートした。「ウェブからの情報を活用し、最新で質の高い応答を提供する」(Pichai氏)
1/ In 2021, we shared next-gen language + conversation capabilities powered by our Language Model for Dialogue Applications (LaMDA). Coming soon: Bard, a new experimental conversational #GoogleAI service powered by LaMDA. https://t.co/cYo6iYdmQ1
— Sundar Pichai (@sundarpichai) February 6, 2023
Bardを支えているのは、同社の「LaMDA」(Language Model for Dialogue Applications)だ。この新しいAIは、ウェブからの情報を利用して、質問に対する創造的な回答を作成したり、詳しい情報を提供したりすると同社は述べている。
Bardは6日、一部のテストユーザーに公開され、今後数週間のうちに一般公開される予定だ。
Pichai氏によると、Bardには、LaMDAの軽量版が採用されているという。このモデルは演算処理量が少ないため、より多くの人々に対象を拡大して、より多くのフィードバックを得ることができる。そのフィードバックが、同社の「品質・安全性・現実世界の情報の根拠の高い基準」を満たすために不可欠になると、Pichai氏は強調した。
GoogleのライバルであるMicrosoftも歩みを進めている。Microsoftが7日に本社で開く報道陣向けイベントの招待状によると、同社のCEOであるSatya Nadella氏は「いくつかの興味深いプロジェクトの進展」を発表する予定だという。Microsoftは、ChatGPTを同社技術に組み込むことを計画しており、イベントでは、その詳細が発表される可能性がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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