Appleの2023年度第1四半期決算(12月31日締め)では、「iPhone」の売上高が8%減少して約658億ドルになった。中国の生産拠点における新型コロナウイルス対策のシャットダウンが、特に「iPhone 14 Pro」シリーズの供給不足につながったことなどが原因だ。
最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、こうした製造に関する問題の多くは解決済みだとした。
全体の純利益は前年同期比13%減の300億ドル(1株当たり1.88ドル)、総売上高は5%減の1172億ドルだった。Yahoo Financeが発表した事前調査によると、アナリスト予測の平均は1株当たり利益1.94ドル、売上高1211億ドルだったが、実際の業績はこれも下回る数字となった。
iPhone事業と同じく、「MacBook」を含む「Mac」事業も苦戦し、売上高は29%減の77億ドルだった。新しいエクストリームスポーツ用「Apple Watch Ultra」を発表したにもかかわらず、ウェアラブル、ホームおよびアクセサリー部門も、売上高は8%減の135億ドルだった。「iPad」事業は30%増の94億ドル、サービス事業は6%増の208億ドルだった。
Cook氏は「長期的な業績を見据えている」と述べた。同氏は、製品カテゴリー全体でアクティブデバイス数が20億台を超え、新たな「過去最高」を記録したことにも言及した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス