韓国のSamsung Displayは現地時間1月20日、タッチ機能を内蔵したノートPC向け有機ELパネルの量産を1月中に開始すると発表した。
「OCTA」(オンセルタッチ型アクティブマトリックス式有機EL)技術を採用したパネルは、まずサムスンのハイエンドノートPC「Galaxy Book」の2023年モデルに搭載される予定だ。
パネルのサイズは明らかにされていないが、現行のGalaxy Bookシリーズの画面サイズは13.3インチと15.6インチの2つで、サムスンは2月の「Unpacked」イベントで刷新したモデルを発表するとみられている。
OCTA技術を採用したパネルは、画面のアスペクト比が16対10で、リフレッシュレートは120Hz、3Kの解像度をサポートするという。
OCTAは、パネル内部に組み込まれたタッチセンサーを利用して、タッチ画面機能を実現する。これにより、同機能を持つタッチパネル用フィルムを貼り合わせるよりも、パネルの薄型化が可能になる。
OCTA技術は、2010年にSamsung Displayがサムスンの上位モデル「Galaxy S」シリーズ向けに初めて開発した技術で、現在ではサムスンだけでなく、Appleの「iPhone」など、各社のハイエンドスマホのパネルにも広く採用され、薄型化を実現している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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