システム障害で米国の全国内便が一時運航停止に--1万便以上に影響

Carrie Mihalcik Alix Langone SEAN KEANE (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2023年01月12日 12時33分

 米国時間1月11日、米連邦航空局(FAA)のシステムに大規模なトラブルが発生し、これにより米国全土で航空便の運行が混乱する状況が続いている。

航空機
提供:Stefani Reynolds/AFP/Getty Images

 FAAは同日未明、飛行に危険や制限を及ぼす事物に関する情報をリアルタイムで民間機に提供する重要な警告システム「NOTAM」(ノータム、「Notice to Air Missions」の略)が復旧するまで、米国内のすべての出発便に運航を一時停止するよう命じた

 サイバー攻撃の痕跡は今のところないという。

 米国太平洋時間午前6時(日本時間午後11時)前に、FAAは通常の航空管制業務を再開したが、この時点で数千便がすでに遅延しており、航空会社が遅れを取り戻そうとしたことから、フライトスケジュールは大幅に乱れている。

 航空便追跡サイトのFlightAwareによれば、本稿掲載時点で、米国で発着する1万便以上が遅延し、2800便以上が欠航となっている。

 「運航乗務員に安全情報を提供するNotice to Air Missionsシステムが夜間に停止した後、米国全土で通常の航空管制業務が徐々に再開されている。地上待機命令はすでに解除された」と、FAAは午前5時50分にツイートしていた

 全米各地の空港は、乗客にフライト状況を確認するよう求めている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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