ライフイズテック、ユニファなど23社で「インパクトスタートアップ協会」を設立

 ライフイズテックは10月17日、ユニファ、READYFOR、ヘラルボニー、五常・アンド・カンパニーの5社を発起人、幹事社とする23社で10月14日、「インパクトスタートアップ協会(Impact Startup Association:ISA)」を設立したと発表した。

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 ライフイズテックによると、インパクトスタートアップは「社会課題の解決」と「持続可能な成長」の両立を目指す企業体で、近年世界的な盛り上がりをみせているという。海外の調査レポートの定義に基づくと、企業価値10億ドル以上の「インパクト・ユニコーン」はグローバルで179社あり、そのうち40%は2021年以降にユニコーンになるなど、各国で目覚ましい成長を遂げているとしている。

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 国内でも注目され始めており、「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとした新しい資本主義を実現していくために内閣に設置した「新しい資本主義実現本部」が開催する「新しい資本主義実現会議」の骨太方針内では、『「課題解決」を資本主義におけるもう一つの評価尺度としていく必要がある』と記述されているという。

 インパクトスタートアップ協会では、インパクトスタートアップエコシステムを構築し、持続可能な社会の実現することを目的としたコミュニティとして、政財官と協働して「共有」「形成」「提言」「発信」の4つの柱で活動を実施していくという。

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 具体的には、「共有」として、インパクトスタートアップが成長するために欠かせない知識となる、資金調達やインパクトの可視化など会員同士の情報交換、勉強会などを開催。

 また、「形成」として、インパクトスタートアップのエコシステムの構築を目指し、投資家向けインパクト投資の勉強会の実施などを通じて、関与者の拡大を促進する。

 なお、「提言」では、インパクトスタートアップの成長環境の構築を目指し、政府、行政との協創の場を設け、政策提言、関心を持つ議員への説明会、行政組織との共催セミナーの実施などを検討。「発信」では、インパクトスタートアップという存在を発信し、プレイヤーの拡大を目指す。

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