Metaは、近隣地域向けのSNS「Nextdoor」に似た「Facebook」の機能「Neighborhoods」を廃止する。この機能は、近所に住む人同士をつなげることを目的としていたが、テスト段階から前進することはなかった。
Neighborhoodsは2021年5月に試験導入され、Facebookグループよりもさらに、近所のユーザー、企業、団体を見つけやすくすることを主眼としていた。米国の一部の都市、およびカナダで有効となっていた。
Metaの広報担当者であるLeah Luchettiは電子メールで、「Facebook Neighborhoodsを立ち上げたとき、われわれの目的は地域コミュニティーをより緊密にすることだった。これを達成するにはFacebookグループを利用するのが最善だと分かり、Neighborhoodsのテストを終了することを決めた」と述べた。
MetaはNeighborhoodsの代わりに、ユーザーの興味や居住地に関係のあるFacebookグループを推奨していく。最終的に、居住地のみに焦点を絞ったNeighborhoodsを廃止し、検索から見つけられるFacebookグループへユーザーを誘導することになる。ユーザーは、チャンネルと呼ばれるサブグループに参加して交流や議論することもできるようになる。
Metaの撤退は、Nextdoorがより多くのソーシャル機能を採用する中での出来事だ。Nextdoorの機能には、つながりをリクエストして隣人のアクティビティーがニュースフィードに表示されるようにするものなどがある。この機能には、ローカルな問題についての議論が非常に白熱する危険性があるという側面もあり、Nextdoorはユーザーにリラックスするためのリマインダーを提供している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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