Pew Research Centerの新たな調査によると、ソーシャルメディア中心の生活をしている10代の若者が、かつてないほど増えているようだ。調査結果では、「ほぼずっと」ネットにつながっていると回答した13~17歳の割合は、2014~2015年には24%だったのが今回は46%と倍近く増えている。黒人やヒスパニック系の10代ではこの割合がさらに高く、黒人では56%、ヒスパニック系では55%に達している。
8年前に実施された調査の追跡調査である今回は、10代の若者1316人を対象に4~5月にかけて行われ、米国時間8月10日に公表された。半数を超える54%がソーシャルメディアの利用をやめるのは難しいと回答したが、特に15~17歳でその割合が高かった。
2014年以降、スマートフォンの普及が進み、アプリやウェブサイトにアクセスしやすくなってきた。同研究所のレポートでは、13~17歳のうち95%がスマートフォンを利用しており、2014~2015年のレポートと比べて、この割合が22ポイント増加している。ノートPCやデスクトップPCを利用している割合(90%)とゲーム機を利用している割合(80%)は、ほぼ変わっていない。
この調査によれば、米国の若者が好んで利用しているプラットフォームは、「YouTube」で、95%が頻繁にアクセスし、19%が「ほぼずっと」YouTubeで動画を視聴していると回答している。対照的に、かつては若者文化に広く浸透した「Facebook」は支持を失い、Facebookを利用していると回答した割合は、2014~2015年の調査の71%からわずか32%にまで激減した。
同研究所によれば、調査対象のうち、67%が「TikTok」を利用し、16%が「ほぼずっと」利用していると回答したという。「Instagram」と「Snapchat」はいずれも、60%近くに利用されている。「Twitter」を利用しているのは23%にとどまり、2014~2015年の33%から低下した。
ソーシャルメディアの状況は、前回調査時から変化している。前回調査対象だった2つのプラットフォーム、「Google+」と「Vine」は今や存在せず、逆にTikTokは、以前には存在していなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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