「iOS 16」とともに、「watchOS 9」もパブリックベータ版が公開され、「Apple Watch」に大規模なソフトウェアアップデートが施されようとしている。watchOS 9には、ランニングに関する詳細な指標や新しい文字盤だけでなく、うわさの「Apple Watch Series 8」についてのいくつかの手がかりも含まれる。このベータアップデートでは、2022年秋の一般リリースに先立って、ほとんどの新機能を先に確認することができる。Appleは2022年秋、新しいApple Watch、「iPhone 14」とともに、watchOS 9も一般リリースする見込みだ。
watchOS 9のパブリックベータ版は、「Apple Watch Series 4」以降のすべてのApple Watchで利用できる。ただし、「iOS 16」のパブリックベータ版も「iPhone」にインストールする必要がある。どちらのアップデートもAppleから無料でダウンロードできるが、ベータ版ソフトウェアのインストールには注意が必要だ。今から最終版のリリースまでの間に、機能が変更される可能性があるほか、バグや不安定な要素が存在する可能性もある。パブリックベータ版をインストールする場合は、Apple WatchとiPhoneをバックアップしておくことを強くお薦めする。
とはいえ、筆者が、このパブリックベータ版を試すことを楽しみにしていた理由はたくさんある。筆者は数週間前から開発者ベータ版を使用しており、Apple Watchに今後提供される最高の新機能をいくつか見つけた。
筆者がパブリックベータ版をインストールして最初に気づいたことの1つは、Apple Watchのさまざまな通知の表示が変わったことだ。iPhoneの通知に似た新しいバナー通知が画面上部に表示されるようになった。Apple Watchがアクティブでないときやロックされているとき以外は、テキストメッセージや電子メールを受信しても、通知が画面全体に表示されることはなくなった。
「Siri」もiPhoneのUIを一部借用しており、ユーザーが呼び出すと、画面下部にアイコンが表示されるようになった。上にスワイプして「コントロールセンター」にアクセスし、テキストサイズの設定を確認できるようになったのも嬉しい。これまでは、フォントサイズを変更したければ、「設定」メニューに移動する必要があった。
細かいが歓迎すべき改善点は、他にもある。iOS 16のロック画面に追加できるバッテリーウィジェットだ。これで、スマートフォンのロックを解除しなくても、Apple Watch(「AirPods」も、両機とも接続している場合のみ)のバッテリー残量を簡単に確認できるようになった。さらに、Apple Watchを充電中の場合は、充電状態がリアルタイムで反映される。
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