ビットキーは6月30日、暮らしのコネクトプラットフォーム「homehub」の法人向け管理システムに、スマートロックのワンタイムパスコード(TOTP:Time-based One-time Password)発行機能を追加したと発表した。
あわせて、いえらぶGROUPの不動産テックに特化した業界垂直統合SaaS「いえらぶCLOUD」および業者間流通プラットフォーム「いえらぶBB」と本機能がAPI連携した。
TOTPは、一定時間を経過すると自動で変化するパスコードのこと。セキュリティ強化を目的とした二要素認証にも使われる。
ビットキーによると、仲介会社による内見や、入居者退去後の原状回復工事、清掃などのたびに、対面での鍵の受け渡し業務が発生し、スマートロックを活用した場合、一時的に利用できるデジタルキーの発行は可能だったが、管理会社には発行の手間が掛かるほか、物件に入室するためには、専用のスマホアプリのダウンロードやアカウントの設定が必要であったという。
今回、不動産管理会社向け物件管理システムhomehubに、簡単な操作でTOTPを発行、表示する機能を追加。内見などの際、画面上に表示されたTOTPを仲介会社伝えることで、アプリのダウンロードやアカウントの設定をすることなく、スマートロックが設置された物件への入出が可能となる。
原状回復業者などの利用を想定し、複数箇所のカギを連続して解錠する場合は、専用スマホアプリ上で解錠可能なカギの一覧表示も可能だ。
homehubといえらぶBBの連携機能では、仲介会社がいえらぶBBに入力した情報をもとに、homehubで予約時間に使えるワンタイムパスコードを発行し、そのパスコードをいえらぶBBの画面上に表示する。
仲介会社はこれまで通り、いえらぶBBから内見予約をするだけで、内見時、物件入室のために必要なパスコードの確認ができ、人の手を介することなく、内見に必要なカギの発行、通知が可能となった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」