Amazonは米国時間6月21日、同社の小売部門を「コンシューマー」から「ワールドワイドアマゾンストア」に改称するとともに、同部門の新たな最高経営責任者(CEO)にDoug Herrington氏を任命した。Herrington氏の前任者であるDave Clark氏は、2021年にJeff Wilke氏から現職を引き継いで1年あまりの7月1日付けで退任することになる。
Herrington氏は、Amazonでの17年間の在職中に、消費者向けビジネスの構築に貢献し、2007年に食料品配送事業「Amazonフレッシュ」を立ち上げた。2015年からは北米の消費者向け事業を率いている。CEOのAndy Jassy氏は同社ブログで、Herrington氏のAmazonでの在職期間と、新たな役職にもたらすものを高く評価し、「大局的に思考し、カテゴリー管理とオペレーションをいかに効果的に連携させるかについて思慮深いビジョンを有している」と紹介した。
また、Herrington氏の昇格に加え、John Felton氏がワールドワイドアマゾンストアの経営陣に加わり、オペレーションを率いる。Herrington氏の部下となる、Felton氏と幹部8人で構成されるチームは、「非常に強力で経験豊富なリーダーシップチーム」だと紹介されている。
今回の人事異動と同時に部門の改称も発表されたが、業務上の変更はほとんどないようだ。小売部門は引き続きAmazonの中で最大級の事業であり、世界中の配送ネットワークと倉庫の運営を統括していく。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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