NTTドコモは6月8日、「Android」スマートフォンを電子マネー「iD」の決済端末として利用する実証実験を開始したと発表した。この実験によって、店舗側は専用の決済端末を購入することなく、iDによる決済を安価に導入できるようになる。
同実験の一環として、まず日本カードネットワークスが実証実験中のサービス「Tap on Mobile」にiDを対応させる。「Tap on Mobile」は市販のスマートフォンを非接触対応の決済端末とするアプリだ。なお、Tap on MobileのiDへの対応は一部店舗限定となる。
iDは2005年12月にサービスを開始し、2022年3月末に決済端末の設置台数が全国で185.7万台を突破している。
ドコモはさらなるiD決済の普及に向け、従来の決済専用端末だけでなく、スマートフォンなどの汎用デバイスを活用した安価な決済端末の実現を推進するとしている。
スマートフォンを決済端末とするサービスは、iPhoneを決済端末にするアップルの「Tap to Pay」や、Visaの「Tap to Phone」などがある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」