「Snapchat」を運営するSnapが、写真や動画を撮影するための新たな手段を提供する。手のひらサイズのカメラドローン「Pixy」だ。
このドローンは米国時間4月28日、米国とフランスで発売された。Pixy.comで購入できる。価格は229.99ドル(約3万円)から。Pixyで撮影した写真や動画は、コンテンツを後で使用するために保存できるSnapchatの「Memories」に保存される。
Pixyは、ソーシャルメディア企業が実験的にコンシューマー向けハードウェア製品を展開する新たな例だ。Snapは、自動消滅するメッセージアプリSnapchatで知られているが、自社をカメラ企業だとしている。Snapは2021年、実世界のビューにクリエイターがデジタル画像を重ねて表示することのできるARグラス「Spectacles」の最新版を発表した。Snapが自撮り用のドローンを開発しているとのうわさは何年も前から浮上していた。
Snapは、28日に開催した第4回年次パートナーサミット「Snap Partner Summit 2022」でPixyを発表した。
Pixyを使うには、ボタンを押し、フライトパス「hover」「orbit」「reveal」「favorite」「follow」のいずれかを選択する。例えば、「follow」を選択すれば、ユーザーがハイキングに出かけたり、街を歩いたりする際にユーザーをフォローする。Pixyは宙を舞い、ユーザーの手のひらに戻るまでに撮影する。Snapの最高経営責任者(CEO)Evan Spiegel氏は、「コントローラーはなく、複雑な設定もない。ただフライトパスを設定して、そこから飛ばせばよい」と話した。
Snapchatの月間アクティブユーザー数は世界で6億人以上、デイリーアクティブユーザー数は3億3000万人以上だと同社は述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス