Googleは米国時間4月5日、「Googleマップ」に新たなナビゲーション機能を搭載すると発表した。新機能には有料道路の推定料金の表示や、ナビゲーションを改善するきめ細かい地図情報の採用などがある。さらに「iOS」版では、新たにホーム画面向けのウィジェットが利用可能になるほか、「Apple Watch」「Siri」「Spotlight」との連携など、生活の質を向上する新たな機能が登場する。
新しくなったGoogleマップでは、ルート案内を開始する前に、現地の有料道路管理当局からの情報に基づく推定料金を表示する。ETCと他の決済方法を利用した場合の料金の違いや、走行する曜日や通行時間帯による料金の違いも反映する。一方で、節約したいドライバー向けには、一般道によるルートも表示するほか、設定メニューでも「Avoid tolls」(有料道路を避ける)オプションを提供する。
この機能は「Android」とiOS向けに提供され、米国、インド、日本、インドネシアの2000近くの有料道路について4月中に表示が始まる予定だ。他の国でも、近いうちに導入を予定している。
また、進路上の信号機や一時停止の標識、建物の形、中央分離帯などを含む道路の形や幅など、より詳細な情報も表示する。Googleは、これにより直前の車線変更や、右左折のし損ないが減るとしている。この機能は今後数週間のうちに、Android、iOS、「Android Auto」、「CarPlay」を対象に一部の国で提供が開始される。
iOS版では、「経路」タブに保存したルートにアクセスできる新しいウィジェットが登場する。ウィジェットには到着予定時刻や、運転中の場合は推奨ルートが表示される。
Apple Watchでは今後数週間のうちに、iPhoneがそばにない時でも道案内を利用可能になる。
また、iOS版はSpotlight、Siri、「ショートカット」アプリと連携する。ショートカットを設定しておくことで、「Hey Siri、道順を教えて」と言えばすぐにGoogleマップにアクセスできるようになる。この機能は数カ月以内に提供開始され、夏にはSiriによる検索機能の強化も予定されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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