西武ホールディングスは2月15日、SPACER、セントラルオペレーションおよび、BOPISTA連携パートナーと協業し、駅配サービス「BOPISTA」の実証実験を実施すると発表した。実験期間は、2月18日から3月31日まで(日曜日を除く)。
駅配サービス「BOPISTA」は、オンラインで購入した商品をリアル店舗で受け取る購買スタイル「BOPIS(Buy Online Pick-up In Store)」の新しい形として、駅の立地を生かした駅配(Buy Online, Pick-up In Station)サービスとなる。
利用者は、商品をスマートフォンのLINE公式アプリから注文。好きなタイミングで、注文した商品をマルチコンテンツ・オープンロッカーから受け取れる。
同社によると、西武鉄道池袋線の池袋駅、富士見台駅、所沢駅の3カ所にスマートロッカーを設置して、2021年2月から3月の期間で実施した実証実験で好評を得たことが、今回の実証実験につながっているという。
より幅広いサービス提供者と連携を強化し、駅チカや沿線商店などの多種多様な商品を即日購入・受け取れる地域密着型の駅配サービスに進化しているという。
なお、今回の取り組みでは、所沢駅周辺の4カ所の専用ロッカー(冷蔵・常温)で、所沢駅直結の商業施設「グランエミオ所沢」や駅チカ、地元沿線の店舗から厳選した冷蔵の生鮮食品やスイーツなどの70商品が購入可能。
具体的には、駅商業施設「グランエミオ所沢」で取り扱う弁当や惣菜、スイーツなどの一部商品。コストコホールセールジャパンが運営するコストコ入間倉庫店で取り扱うプライベートブランド「カークランドシグネチャー」を始め、プルコギビーフ、ハイローラーの他、各種スイーツやパン、日用品など40商品以上。「PET-SPA CARE+CURE所沢」で販売する国産無添加ペットフードなどの一部商品などが対象となる。
受け取りは、最短で当日の注文3時間後から(コストコ商品を除く)。受取便は時間帯の異なる4種が設定されており、受取時間枠が12時〜14時の「昼便」、15時〜19時の「夕便」、19時〜23時の「夜便」、翌日10時〜12時の「翌朝便」を用意する。
受取便によって注文可能な商品が異なるほか、冷蔵商品と常温商品のそれぞれで時間枠の指定が必要。加えて、翌朝便は、常温商品のみが対象となっている。
原則、当日配送が可能な注文時間は、駅チカ商品(グランエミオ所沢、PET-SPA CARE+CURE所沢)が16時まで。コストコ商品では、6時までの夕便と12時までの夜便の2便が対象(常温商品は翌日以降の朝便と昼便でも受け取れる)。
商品代金のほか、指定する時間のロッカー受取枠1口(冷蔵と常温別)に対して、商品代金に応じた利用料が発生する。
商品代金が1000円未満の場合は100円(税込)。1000円以上〜2000円未満で200円(税込)。2000円以上〜3000円未満で300円(税込)。3000円以上〜4000円未満で400円(税込)。4000円以上〜5000円未満で500円(税込)。5000円以上で600円(税込)。また、指定枠で受け取れなかった場合は、延長する度に300円の延長料金が発生する。
衛生面においては、商品を専用ロッカーに格納する際に都度除菌スプレーを使ってロッカー内や扉を拭き上げるなど、安心して受け取れるように配慮するとともに、問い合わせに迅速かつ、効率的に対応するための専用コールセンターを設置する。
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