Googleが「Chrome」ブラウザーのロゴを8年ぶりに変更する。Chromeのデザイナーが明らかにした。よりシンプルなデザインを採用し、Googleの現在のブランドに一層調和させる狙いがあるようだ。
円形で4色という大まかな基本デザインは変わらない。2008年に最初のChromeで採用され、2011年にフラットに刷新されたデザインだ。それでも、新しいロゴは色が明るく、中央の青い円が大きくなり、シャドウがなくなっている。
アイコンの刷新は議論を呼ぶ可能性もある。2016年にUberがUのないロゴに変更したり、Instagramがスキュアモーフィックなカメラのデザインを廃止し、スタイリッシュな2Dアイコンを採用したりした当時もそうだった。ユーザーは単に新しいアイコンに戸惑うだけでなく、新しいデザインに慣れるまで、スマートフォンのホーム画面でアプリを探しにくくなる場合がある。
それでも、Chromeの控えめな変更で混乱を招くことはなさそうだ。Googleはまず、Chromeの「Canary」テスト版に新しいアイコンを導入している。今後数週間のうちに、デベロッパー版、ベータ版、正式版へと順次適用されるようだ。StatCounterによると、Chromeはウェブブラウザー市場シェアの約63%を占めており、他を圧倒している。Googleは大幅な変更を加えようとは考えないだろう。
さらにGoogleは、ロゴが「Windows」「macOS」「iOS」になじむよう、それぞれに合わせた異なるバリエーションを用意している。ChromeデザイナーのElvin Hu氏は、「Chromeであることは一目瞭然でありながら、各OSに合わせて工夫されたアイコンにしたいと考えた」とツイートしている。
「Windows 10」と「Windows 11」では、アイコンの色にグラデーションがある。「Chrome OS」では、より明るい色を採用している。macOSでは3Dのようなデザインとなっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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