Facebookを運営するMetaは米国時間12月2日、特に知名度が高いユーザーやリスクの高いユーザーを対象に、2段階認証によるアカウント保護を必須にしていくと発表した。
この新しいセキュリティ要件は、「Facebook Protect」プログラムの登録ユーザーに適用される。同プログラムは、サイバー犯罪の標的になる可能性が高い、人権活動家、ジャーナリスト、政府高官、その他の著名ユーザーに提供されている機能で、アカウントを監視してハッキングの脅威がないかも確認する。
2段階認証は、専門家によって広く推奨されているセキュリティ策だ。アカウントのパスワードに加えて、スマートフォンのプッシュ通知、生体情報、物理的なセキュリティキーといった、第2の認証情報を求めることによって、ユーザーのアカウントにもう1段階の保護層を加える。そうすることで、ユーザーのパスワードが漏れたとしても、アカウントの保護が維持される。
Meta(旧Facebook)は2018年にFacebook Protectの試験を開始し、2020年の米大統領選を前にその提供範囲を拡大した。2022年には米中間選挙が控えている。
同社は2021年9月にFacebook Protectを世界的に拡大する取り組みを開始。それ以降、約150万件のアカウントがこれを有効化し、そのうち95万件が新たに2段階認証を有効化した。同社は2021年末までに、このプログラムを50カ国以上に展開する計画だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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