IoTやAIなどを活用した水産養殖などを手がけるウミトロンは11月16日、東京海上日動火災保険との業務提携を発表した。両社は持続可能な水産養殖社会の構築に向けた研究や商品開発を共同で行う。
ウミトロンは、水産養殖にIoTやAI、衛星リモートセンシングなどのテクノロジーを導入し、養殖生産における給餌の最適化や自動化、生産者の労働負荷や生育過程におけるリスクの軽減によって、魚の安定供給の実現を目指したサービスを展開している。
今回の提携では、IoTやAI技術などを活用して養殖環境や生育情報を収集。管理や操業の省力化で生産性を向上させる「スマート水産養殖」のさらなる普及を目的に、ウミトロンが開発するソリューションから得られるデータなどを活用したサービス、保険の研究開発、持続可能な水産養殖の実装に向けたスマート水産養殖ソリューションの研究開発を共同で行う。
ウミトロンは6月にAIを活用して生育した養殖魚を販売する直営オンラインショップ「うみとさち」をオープンしたほか、回転寿司チェーン大手の「くら寿司」が設立した新会社に同社のスマート給餌機が導入されるなどしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」