Elon Musk氏が米国時間11月12日、保有するTesla株のうち約120万株を売却したことが、米証券取引委員会(SEC)への提出書類から明らかになった。11日には約64万株を売却していた。Musk氏がこの1週間に売却した株式は、合計で630万株を超える。
同氏は先週、保有するTesla株の10%を売却すると提案してTwitter上で賛否の投票を呼びかけ、その結果、賛成が過半数を占めた。350万人以上が票を投じ、そのうち約58%が賛成票だった。同氏は、結果がどちらになってもそれに従うと表明していた。
「Bloomberg Billionaires Index」によると、Musk氏の純資産は14日の時点で2850億ドル(約32兆円)となり、世界の富豪ランキングで1位になっている。
調査報道機関ProPublicaは6月、Musk氏などの大富豪が、所得に区分されないように収入を構成することにより米連邦税をほとんど支払うことなく莫大な資産を築いていると、米内国歳入庁(IRS)の文書を基に報じた。ProPublicaによるとその行為は違法ではないが、納税記録には、所有株式を担保にして借金するなど、大富豪がいかにして税金を最小限に抑えているかが示されているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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