Netflixは米国時間10月19日、2021年第3四半期(7〜9月期)の新規有料会員数が438万人だったことを明らかにした。韓国発のNetflixオリジナルドラマ「イカゲーム」の予想を超える世界的大ヒットの波に乗り、Netflixにとって地域別で最大の市場である米国とカナダが成長軌道に戻ったほか、アジアでも新規会員数が再び急増した。
Netflixは株主への書簡の中で、クリエイターが幅広い視聴者にアクセスできるNetflixの世界的なリーチの例として、「『イカゲーム』ほどの好例はない。このドラマは韓国発のユニークなストーリーで、最初に同国で時代の流れをつかみ、その後世界に広まった」と述べた。「イカゲーム」ファンを対象とした消費者向け商品の需要が「高い」といい、「これらの商品は今後、小売販売される」という。
Netflixは、テレビにとどまらずグローバルなコンテンツと競い合うサービスを自負している。4日にFacebookで世界規模の障害が発生した際には、Facebookがダウンしていた間にNetflixのエンゲージメントが14%急増したことを、今回の書簡で報告した。ただし同社は、エンゲージメントの具体的な測定方法は明らかにしなかった。
新規会員数が438万人増加したことにより、合計では2億1356万人となった。Netflixは7月、第3四半期の新規会員数が350万人になるとの見通しを示していたが、これを上回ったことになる。金融情報サービス企業のRefinitivによると、アナリストらは平均で新規会員数を390万人と見込んでいたが、今回の数字はこの予想も上回った。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」