Amazonによる未来のスマート冷蔵庫は、ユーザーに代わって食料品の買い物をしてくれるかもしれない。Business Insiderが米国時間10月5日に報じたところによると、Amazonは長年、スマート冷蔵庫を開発するための技術に取り組んできたという。この冷蔵庫は、レジなし店舗「Amazon Go」で導入しているようなカメラとコンピュータービジョンを搭載するようだ。ユーザーが買い置きしている食料品を検知し、消費期限が近づいたり、残りわずかになったりするタイミングで追加注文できるよう通知するとみられる。
Business Insiderによると、Amazonがこの冷蔵庫を自社で製造する可能性は低い。大手家電メーカー数社と提携に向けて交渉中で、Amazonは冷蔵庫をスマート化するために必要なカメラや技術を提携先に提供することになりそうだ。
この冷蔵庫の開発コード名は、社内で「Project Pulse」とされているようだ。Amazon傘下の食料品チェーンWhole Foods Marketや食品スーパー「Amazon Fresh」と連携し、食料品の注文に対応する可能性が高い。ユーザーが購入する商品を追跡し、徐々に提示するおすすめ商品の精度を高めることになるだろう。またAmazonは、庫内にある食材に基づいてレシピを提案する機能も準備しているかもしれない。
Business Insiderによると、このスマート冷蔵庫の想定購買層は、「Amazon Prime」に加入済みの高所得世帯だという。
Amazonの広報担当者はコメントを控えた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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