任天堂が1980年代から90年代にかけて販売していた携帯ゲーム機「ゲームボーイ(Game Boy)」は、世界中で人気があり、ファンが多い。その特徴的なデザインを模したデバイスが発売されることも、珍しくない。任天堂自体も、スマートフォンをゲームボーイ化する手帳型ケースのアイデアを、特許出願している。
今回は、そんなゲームボーイを超小型化したようなゲーム機「Thumby」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Thumbyは、29.5×18×8.5mmという親指ほどの大きさをしたゲーム機。72×40ピクセル表示のモノクロOLED画面、十字カーソルキー、2つのボタンを備え、実際にゲームをプレイできる。ピエゾスピーカーも搭載しており、ビープ音が鳴らせる。
テトリスのようなレトロゲームを5種類搭載していて、すぐに遊ぶことが可能。各ゲームはオープンソースで提供されるので、自分で改造もできる。さらに、ウェブサイトで提供されるゲームをダウンロードして追加していける。
micro USBポートを備え、USBケーブル「Thumby Link」で2台のThumbyを接続すると2人でマルチプレイヤー対応ゲームを楽しめる。
プロセッサーは「Raspberry Pi RP2040 Processor」で、「MicroPython」「Arduino IDE」でのプログラミングに対応している。自分で開発したゲームは、Thumbyでプレイしたり、ほかのThumbyユーザーに配布したりできる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月29日まで。記事執筆時点(日本時間9月30日15時)でキャンペーン期間は28日残っているが、すでに目標金額1万5000ドル(約168万円)の3倍を上回る約5万6000ドル(約626万円)の資金を集めている。
Thumbyの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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