FacebookはFacebook Reality Labsを立ち上げ、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の両方で前進してきた。そして同社は今、仮想空間を作り出し、独自のメタバースを構築したいと考えている。
Facebookは米国時間9月27日、メタバースの構築に向け、5000万ドル(約55億5000万円)を投じる計画を明らかにした。メタバースは、「自分と同じ物理的空間にいない他の人々とともに創作、探求できる仮想空間のセット」だと同社は説明している。2年間で5000万ドルをプログラムや外部の研究に投資する「XR Programs and Research Fund」(XRプログラムおよび研究ファンド)で、同社のこの取り組みを支えていくという。また、業界のパートナー、人権保護団体、非営利団体、学術機関、政府機関と協働し、責任のある形でこれらのテクノロジーをどのように構築するかを見極めるとしている。メタバースは1つの企業のみで構築できる単一のプロダクトではないとし、このアイデアが現実になるまでに10〜15年を要する可能性もあると同社は述べている。
さらにFacebookは、責任を持ってこの仮想空間の構築に取り組む考えを示している。使用されるデータの量を最小限に抑え、個人のプライバシーを保護する、オンラインにおける人々の安全を守る、繁栄するデジタル経済で人々に選択肢を与える、インクルーシブでアクセスしやすい技術を生み出すことなどに取り組むという。
Facebookは先週、新しい最高技術責任者(CEO)を指名した。VR/AR製品担当バイスプレジデントのAndrew Bosworth氏がCTOに就任する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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