華為技術(ファーウェイ)の最高財務責任者(CFO)である孟晩舟氏は米国時間9月24日、ニューヨーク市ブルックリンの連邦地方裁判所に出廷し、司法取引に合意した。米司法省が同日発表した。2018年からカナダで身柄を拘束されていた孟氏は、制裁違反に問われた件で一部の不正行為を認める見返りとして、一定期間にわたり合意条件を満たせば起訴が取り下げられる。司法省はカナダへの身柄引き渡し要求も取り下げた。
司法省によると、孟氏は金融詐欺と通信詐欺に関わる謀議の罪に問われていた。
カナダの司法当局は2018年12月、米国からの要請を受け、バンクーバー国際空港で孟氏を拘束した。孟氏の父親は、ファーウェイの創業者で最高経営責任者(CEO)である任正非氏だ。中国企業のファーウェイは米国における国家安全保障上の脅威と見なされている。近年は大がかりな監視の対象になり、米国市場で同社のデバイスはほぼ流通しなくなった。欧州の一部の国も、自国内の5Gネットワークにファーウェイ製機器を使うことを禁じている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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