創業者である資産家のRichard Branson氏を乗せ、大気圏と宇宙の境界に到達して大きな話題となったVirgin Galacticのフライトについて、米連邦航空局(FAA)が調査している。FAAによると、同社の宇宙船「VSS Unity」は米国時間7月11日、ニューメキシコ州にあるスペースポート・アメリカへの着陸を目指して降下中、指定空域を外れたという。
VSS Unityの降下にまつわる問題は、「Test Gods: Virgin Galactic and the Making of a Modern Astronaut」の著者Nicholas Schmidle氏がThe New Yorkerで最初に報じた。FAAは米CNETに寄せたコメントで、「2021年7月11日の飛行でスペースポート・アメリカに戻る際、Virgin GalacticのSpaceShipTwoが航空交通管制の許可から逸脱した件を、現在調査中」だと認めた。
Virgin Galacticは声明で、「最終的な軌道が当初の計画から外れた。(中略)Virgin Galacticのミッションのために保護されている空域よりも低い高度を、短い距離と時間(1分41秒)にわたり飛行した。その後、Virgin Galacticの着陸地点までの保護された制限空域に再進入した」と認めている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」