マクアケは8月31日、クラウドファンディングサービス「Makuake」で海外からの応援購入を受け付けるグローバル展開機能「Makuake Global」を同日から提供すると発表した。
5つの対応プロジェクトも順次開始する。アジアや欧州といった海外の購入者向けの英語ページの作成から決済、配送、カスタマーサポートまでを一貫して提供し、海外展開を目指すMakuakeプロジェクト実行者をサポートするという。
Makuake Globalは、プロジェクト期間中に国内のほか、海外からの応援購入も受け付けられるようになる機能。
14カ国語以上の多言語と世界100以上の決済に対応するECプラットフォームサービスを提供するシンガポールのLingbleと連携して開発し、プロジェクト実施に必要な英語版のページ作成、カスタマーサポート、物流などを提供するという。6月に夏以降で提供すると発表していた。
対象は、目標金額に到達しない場合でも実行者が集めた応援購入額を獲得、購入者へのリターンが必要となる「All in型」かつ、「Made in Japan」または「Designed in Japan」の製品を扱うプロジェクト。国内の優れた技術や商品を実行者の想いやストーリーとともに紹介し、世界中への拡散、プロジェクト実行者の海外進出をサポートすると説明している。
同日発表した対応プロジェクトは、銅と錫の合金となる「佐波理(さはり)」や代々受け継ぐ工房の配合率などの伝統技術で作るおりん「LinNe Myo」と、食パン1枚で作れる2wayホットサンドメーカー「POLYGON(ポリゴン)」、洗浄可能で速乾性に優れた「理想のもちサラ抗菌やわらか珪藻土バスマット」。POLYGONと珪藻土バスマットは特例として、Makuakeでのプロジェクト終了後に掲載するという。
また、和食割烹「竹の庵」店主が構想5年をかけた吞み口0.7ミリの日本酒グラス、靴職人が開発した「すずの曲がる靴べら」の2つのプロジェクトを9月以降に順次掲載するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」