パナソニックは8月3日、ライフソリューションズ社とゼロワンブースターが共同で、イノベーションの創出と新規事業の加速を目的に、ベンチャー企業向けアクセラレータープログラム「Panasonic Accelerator by Life Solutions Company」を開始すると発表した。
同日から9月30日までの期間、ベンチャー企業からの応募を受け付け、10月の選考ののち、11月から2022年3月までを「アクセラレータープログラム期間」とし、ビジネスアイデアをブラッシュアップする取り組みを共同で実施する。
本プログラムは、急激に変化するライフスタイルや価値観、ニーズに対応したソリューションを創出し続けるため、先進的な視点やユニークなアイデアを持つベンチャー企業とタッグを組み、パナソニックが培ってきた光・空気・エネルギー・音・映像等のテクノロジーとを掛け合わせることによって、イノベーションを創出することが目的。
より良いくらしの実現を目指すため、空間価値の向上(IoTやデータ活用など次世代の空間サービス・コンテンツ等)、建築・建設業界のDX(働くヒト・環境のデジタル化、技術革新による効率化・高度化等)、カーボンニュートラル(省エネや創電、持続的社会の実現に向けたサービス・コンテンツ等)など、既存ビジネスに捉われない新しい発想や技術を、幅広く募集する。
応募されたアイデアからは8チーム程度を選抜し、パナソニックのさまざまな領域の知見を有するカタリスト(伴走者)とチームを構成し、共にアイデアのブラッシュアップを行う。優れたアイデアについては、事業化の支援などアイデアを世の中に広げるための支援を検討する。
ライフソリューションズ社は、ライティング事業部、エナジーシステム事業部、パナソニック エコシステムズ、パナソニック サイクルテックにより、オフィスや商業施設、スマートタウンに加え、自転車や移動空間領域まで、人々の「くらし」に関わる事業を展開している。
一方のゼロワンブースターは、大手企業とベンチャー企業が足りない部分を相互に補完し合い、イノベーションを共創し、事業の成長を加速するオープンイノベーションプログラム「コーポレートアクセラレーター」や、社内起業家を発見・育成するプログラム「イントラプレナーアクセラレーター」を展開している。
なお、ライフソリューションズ社は、10月1日よりカンパニー名を「エレクトリックワークス社」に変更する予定。これに伴い、本プログラム名称は「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」に変更となる。
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