世界最大のソーシャルネットワークサービス(SNS)Facebookは、誤情報を取り締まるよう、議員や規制当局による圧力が高まるなか、ユーザーの獲得を続けている。しかし、第3、第4四半期は、売上が増加するペースが鈍化するとの厳しい見通しを示した。
Facebookは米国時間7月28日、第2四半期決算(6月30日締め)を発表した。6月30日の時点で月間アクティブユーザー数(MAU)は29億人となっており、前年同期比で7%増加している。ユーザーの訪問が堅調なことなどが後押しし、第2四半期の売上高と利益はアナリストの予想を上回った。
売上高は前年同期比56%増の285億8000万ドルだった。1株あたり利益は3.61ドルで、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測の平均値である3.03ドルを上回った。
MAUは世界全体で見ると増加したが、欧州では第1四半期から第2四半期にかけて300万人減少し、4億2000万人となった。米国は横ばいの2億5900万人だった。
またFacebookは今後の見通しについて、広告ターゲティングに関して引き続き、2021年は規制のほか、特に最近の「iOS」のアップデートなどのプラットフォームの変更による逆風が増すと予想している。第2四半期と比べ、第3四半期に影響が増す見通しだという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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