Joe Biden米大統領は、Facebookなどのプラットフォームを批判したことについて、「人々を殺している」のは同社ではなく、ワクチンの誤情報だとあらためて明確に示した。
Biden大統領は12件のアカウントに言及し、「Facebookが人々を殺しているのではない。これらの12人が誤情報を発信している」と述べた。「誤情報に耳を傾けているすべての人が被害を受けている。それは人々を殺している。悪質な情報だ」(Biden大統領)
Biden大統領は米国時間7月16日、Facebookなどのプラットフォームに対する見解を尋ねられ、「彼らは人々を殺している」とし、「私たちが抱えている唯一のパンデミックは、ワクチン接種を受けていない人々の間で起こっている」などと発言した。
Facebookは反論し、Biden大統領と同社の間の緊張が高まっていた。Facebookのインテグリティ担当バイスプレジデントGuy Rosen氏は17日、ワクチンに関する誤情報を防止し、ワクチン接種を促進するために実施してきた同社の取り組みについてブログ記事で詳しく説明した。
15日には、Vivek Murthy医務総監がアドバイザリーを発行し、コロナ禍で健康関連の誤情報は国民にとって「差し迫った脅威」だと述べていた。また、ホワイトハウスのJen Psaki報道官は、12人ほどがソーシャルメディアプラットフォームでワクチンの誤った情報の65%を生み出していると述べた。この統計は、デジタルヘイト対策センター(CCDH)が3月に公開した報告書によるもののようだ。
Biden大統領は、態度を軟化させつつも、Facebookが個別に非難されたと受け取るのではなく、ワクチンに関する誤情報を抑える取り組みを強化することに期待すると述べた。
Facebookは、1800万件を超える新型コロナウイルス関連の誤情報を削除したとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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