食料品の配送サービスを手がけるInstacartは米国時間7月8日、長年にわたってFacebookで経営幹部としてモバイルアプリの責任者を務めたFidji Simo氏を、新しい最高経営責任者(CEO)に指名した。Simo氏は、8月2日からCEOの職務を引き継ぐ。Instacartの創設者で現CEOのApoorva Mehta氏は、取締役会会長に就任する。
Simo氏は声明で次のように述べた。「まず顧客として、次に取締役としてInstacartに惚れ込み、今回、光栄にもCEOとして同社に関わり、次の成長期を率いることになった。(中略)食品の未来について考えてみると、人々の食べ方や食品との関係は今後10年間で根本的に変わるとわれわれは思っている。人々は、もっと便利な体験や、これまでにないほど多種多様な食品が簡単に手に入ること、配達にかかる時間の短縮、さらなるパーソナライゼーション、より多くの刺激を期待するだろう」
Instacartは、AmazonやWalmart、DoorDash、Uberのような企業との競争の激化に直面している。これらの企業はいずれも、フードデリバリーの隆盛を利用しようとしている。Instacartは5月に、30分で食料品を配達するサービスを15都市で開始し、サービス対象地域をさらに増やす計画だ。
Facebookは、製品およびエンジニアリング担当幹部のTom Alison氏を後任のFacebookアプリ責任者に指名したと報じられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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