「M1」を搭載した新型「iPad Pro」、9万4800円から--12.9インチは“XDR”に進化

 Appleは4月21日、新型iPad Proを発表した。4月30日より注文受付を開始、5月下旬より出荷予定だ。なお、iPad Pro以外にもM1を搭載した新型iMac、忘れ物防止デバイスAirTag、A12 Bionicを搭載したApple TV 4KiPhone 12/iPhone 12 miniの新色パープルなどを発表している。

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 新しくなったiPad Proは、11インチと12.9インチの2モデルで展開。今回、SoCに「Apple M1」を採用しており、大幅にパフォーマンスを引き上げた。ストレージは新たに2TBを用意する。また、今回iPad Proとして初めてRAMの容量を明記。128GB〜512GBまでは8GB、1TB〜2TBは16GBを搭載する。M1はすべてのモデルで8コアCPU、8コアGPUのタイプとなる。

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新型「iPad Pro」の特徴。M1、5G、Thunderbolt、Liquid Retina XDRなどが挙げられる

 12.9インチは新たに「Liquid Retina XDR」ディスプレイを搭載。1万もの超小型「ミニLED」を敷き詰めた新バックライトシステム(従来モデルは72個のLEDを搭載)により、ローカルディミングに対応する。ハイエンドモニター「Pro Display XDR」と同様のシステムで、iPad Proでは、バックライトを2596のエリアで分割駆動(Pro Display XDRは576分割)させることで、暗いシーンではバックライトを弱く、明るいシーンではより明るく表示。100万:1という高いコントラストを実現している。輝度は1000ニト、ピーク輝度は1600ニトに及び、HDR10、HLG、Dolby Visionの表示に対応する。

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1万個ものミニLEDを敷き詰めている

 カメラは、今回ディスプレイ面にある「TrueDepth」カメラをアップデート。122度の視野を誇る12メガピクセル仕様に加え、機械学習による顔認識技術を組み合わせた「センターフレーム」に対応する。これは、ビデオ通話時などで本人が移動しても、レンズ内であれば適度にトリミングし、カメラが追随するような効果を得ることができる。そのほか、スマートHDR3に対応する他、1080pでの動画撮影も可能だ。背面カメラは、10メガピクセルの超広角カメラ、12メガピクセルの広角カメラ、LiDARセンサーを搭載する。

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視野角122度の超広角カメラを搭載

 そのほか、セルラーモデルでは5G通信に対応。無線LANもWi-Fi 6が利用できる。ポートは、新たにThunderbolt/USB 4に対応。前モデルの4倍となる最大40Gbpsでの通信が可能となる。重さは、11インチのWi-Fiモデルが466g、セルラーモデルが468g。12.9インチはWi-Fiモデルが682g、セルラーモデルが684gとなる。カラーは、シルバーとスペースグレイの2色。

 価格は、11インチモデルが9万4800円(税込)から、12.9インチは12万9800円から購入できる。参考までに、12.9インチディスプレイで2TBストレージのセルラーモデルは27万9800円(税込)となる。

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