Pinterestは米国時間4月7日、新しいガイドラインとコメント管理ツールを導入すると発表した。ツールには、攻撃的な発言や人を傷つける言葉を投稿しようとした場合に確認を行う「ポジティブリマインダー」などがある。
ソーシャルメディアプラットフォームは、オンラインいじめや中傷、ハラスメントへの対策が十分でないとして批判されており、「クリエイターコード」と呼ばれる新しいガイドラインと新機能の導入は、こうした批判への対応を示すものだ。
7日のオンラインイベントで、Pinterestの共同創業者でチーフデザイン・クリエイティブ責任者を務めるEvan Sharp氏は、「テクノロジー企業が非人間的に見えるふるまいをしているとの言説が頻繁に目につく時代においても、Pinterestはこれまで通り、人を中心としたテクノロジー企業の構築に取り組んでいく」と語った。
ユーザーは「ストーリーピン」の投稿前に、この「クリエイターコード」への同意が求められる。ストーリーピンとは、複数の写真と動画を組み合わせ、テキスト、音楽、ナレーションなどを追加したコンテンツを投稿できるツールだ。このコードでは「優しさを忘れずに」「事実に基づいた内容で」「多様性に配慮する」といったルールを説明している。
新しいコメント管理ツールでは、クリエイターがコメント内のキーワードをフィルタリングしたり、コメントを削除したりできる。ポジティブな発言を強調する手段として、コメントフィードから3つのコメントを選んでハイライト表示させることも可能だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」