レノボ・ジャパンは3月23日、ThinkPadシリーズの最新ラインアップとして7モデルを発表した。
近年、テレワークは一般的な働き方のひとつとして社会に浸透。こうした社会背景の変化にともない、ノートPCにも優れたコラボレーション機能が求められている。
同社では3年前より、ノートPCはコラボレーションツールであると定義。コラボレーションの質を高める機能を強化している。今回発表するThinkPadシリーズ7モデル「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」「ThinkPad X13 Gen 2」「ThinkPad X13 Yoga Gen 2」「ThinkPad T14s Gen 2」「ThinkPad T14 Gen 2」「ThinkPad T15 Gen 2」においても、コラボレーションツールとしてのさらなる機能向上や使いやすさを追求しているという。
主な機能として、ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad X1 Yogaでは、キーボードの両側にスピーカーを配置しDolby Atmosの性能を最大化。さらに、Dolby Voice for PCに対応している。
ThinkPad X13やThinkPad T14sでは、FHDカメラを採用するなど、快適なオンライン会議を可能とするオーディオ・ビジュアル性能を向上させた。
また、多くの情報を表示できるアスペクト比16対10のディスプレイや5Gに対応したモデルを用意。すべてのモデルで、最新の第11世代インテル Coreプロセッサーを搭載し、高いパフォーマンスを実現した。
加えて、外部機器との接続をUSB Type-Cケーブル1本で行える「ThinkPad ユニバーサル USB Type-C ドック」の販売も開始する。
ThinkPad X1 Carbon Gen 9は、薄さ14.9mm、重量約1.13kg〜の薄型・軽量ボディに、第11世代インテル Coreプロセッサーを搭載したフラッグシップノートPC。
アスペクト比16対10の14型ディスプレイを採用。なお、WQUXGA(3840×2400dpi)とWUXGA(1920×1200dpi)の2つから選択でき、WUXGAモデルはマルチタッチ、Privacy Guardにも対応している。
また、4つの360度の集音マイク、キーボード両側のスピーカー、Dolby Voiceにより、オンライン会議時に人の声が聞きやすく、快適なコラボレーションを可能としている。
離席時に自動で画面をオフに、PCの前に戻るとオンになるHPD(Human Presence Detection)を搭載(選択するパネルによる)。最大約26時間の長時間バッテリーや高速通信5Gにも対応している。
販売価格は、24万4000円(税別)〜。発売日は、3月23日。
ThinkPad X1 Yoga Gen 6は、14型ディスプレイを搭載した回転式マルチモード2-in-1 PC。
液晶は、アスペクト比16:10のマルチタッチ対応となっており、WQUXGA(3840×2400dpi)とWUXGA(1920×1200dpi)という2つのサイズと、アンチグレアモデルが選択可能。
4つのマイクにキーボード面の両側に配置したスピーカー、Dolby Voiceなど、オンライン会議に最適なオーディオ機能も搭載している。
オプションとして、コラボレーション時に手書きで文字や図を書き込んだり、サインしたりする際に便利な内蔵型の充電式アクティブペンを用意。
また、セキュリティと利便性に優れたHPD、指紋認証機能を統合した電源ボタンを搭載。本体カラーには、ストームグレーを採用し、高速通信5Gにも対応している。
販売価格は、27万8000円(税別)〜。発売日は、3月23日。
ThinkPad X13 Gen 2は、アスペクト比16対10の縦方向に表示領域の広い13.3型ディスプレイを採用したモバイルノートPC。
ディスプレイサイズは、WQXGA(2560dpi×1600dpi)とWUXGA(1920×1200dpi)から選択可能。
スピーカーの位置をキーボード面へと変更したことで、オンライン会議時にも声が聞きとりやすくなっているという。
また、高速通信の5Gに対応するほか、用途に合わせて2種類のバッテリーが選択できるなど、モバイル性能を追求している。
販売価格は、18万7000円(税別)〜。発売日は、3月23日。
ThinkPad X13 Yoga Gen 2は、コンパクトな薄型・軽量ボディに充電式アクティブペンを内蔵可能とする回転式マルチモード2-in-1 PC。
液晶パネルのアスペクト比を16対10に変更。縦方向に表示領域が広いディスプレイを採用することで、スクロール回数を軽減でき、作業を効率化できる。
なお、タッチパネルは、解像度WQXGA(2560dpi×1600dpi)とWUXGA(1920×1200dpi)から選択でき、アンチグレアモデルも用意した。
電源ボタンに指紋認証機能を統合し、セキュリティ性と利便性を両立している。販売価格は、20万8000円(税別)〜。発売日は、後日発表予定。
ThinkPad T14s Gen2は、14型ディスプレイを搭載しながら重量約1.28kg〜の軽量設計を特徴とするモバイルノートPC。
高解像度FHDカメラとキーボード面のスピーカーにより、快適なコラボレーションが可能だという。
ディスプレイは、4K UHD(3840×2160dpi)とFHD(1920×1080dpi)をラインアップし、FHDモデルはマルチタッチやPrivacy Guardも選択できる。
高速通信の5Gにも対応する。販売価格は、19万6000円(税別)〜。発売日は、3月23日。
ThinkPad T Gen 2シリーズは、グラフィックスにNVIDIA GeForceが選択できるプレミアムビジネスノートPC。
14型でモバイル性に優れた「ThinkPad T14 Gen 2」と、15.6型大画面でテンキーを備えた「ThinkPad T15 Gen 2」を用意し、どちらのモデルも最大48GBまでメモリが拡張できる。
ディスプレイは、UHD(3840×2160dpi)とFHD(1920×1080dpi)から選択可能。
RJ-45ポートを備えており、有線でのLAN接続が可能。豊富なポート類に加え、周辺機器を一括接続できるメカニカルドックもサポートする。
ThinkPad T14 Gen 2の販売価格は、17万7000円(税別)〜。発売日は、3月23日。
ThinkPad T15 Gen 2の販売価格は、19万5000円(税別)〜。発売日は、3月23日。
ThinkPad ユニバーサル USB Type-C ドックは、在宅ワークやオフィスにおいて外部機器との接続を簡単に拡張できるドッキングステーション。
USB Type-Cケーブル1本でPC本体と接続し、外部モニターや有線LAN、USB周辺機器などを拡張すると同時に、接続しているPCへ最大100Wの安定した給電(別売の135W ACアダプターを利用)を提供可能。
また、電源ボタンLED付きで、サポート対象となるThinkPad本体の電源ボタンと連動。ThinkPad本体のカバーを閉じた状態においても外付けモニターの表示を可能としている。
主なインターフェースは、DisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0×1(最大解像度4Kサポート、最大3画面表示)、USB Type-A3.1 Gen2(10Gbps)×3、USB Type-A2.0×2、USB Type-C(10Gbps、5V/3Aデータのみ)×1、RJ-45×1(ギガビットイーサネット、PXEブート、WOLおよび、MACアドレスパススルー対応)、3.5mm コンボジャック×1。
販売価格は、2万6000円(税別)〜。発売日は、3月23日。
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