ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究チームは、ディープフェイク画像を検出する手法について概要を示した論文を発表している。目の中に映る光の反射を見て、それが左右の目で一致するかどうかを確認するというものだ。この手法が有効なのは、リアルな人間の顔を合成する際などに利用できる敵対的生成ネットワーク(GAN)モデルを使った写真だ。研究チームは、画像が本物かどうかを見分ける方法はすべて目の中にあるとしている。
論文は2020年に発表されており、The Next Webが先週報じた。特にGANで合成された顔は、偽のソーシャルメディアアカウントのプロフィール画像として使われており、ユーザーをだましていると論文で説明されている。
研究チームによると、「GANで合成された顔は、角膜に映る反射光が左右の目で一貫性がないことで見破れる」という。これに対し、本物の顔を写した写真では、どちらの目にも同じように光が反射している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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