米国とニュージーランドを拠点とする新興の宇宙企業Rocket Labは米国時間3月1日、ペイロードが中規模の再利用可能な次期ロケット「Neutron」に関する計画と、SPAC(特別買収目的会社)との合併を通じたNASDAQへの上場によって、この次段階に必要な資金を調達する計画を発表した。
3Dプリントされた「Rutherford」エンジンを利用したRocket Labの「Electron」ロケットは、2019年以降、米国で2番目に打ち上げ回数の多い商用ロケットとなり、回数でこれを上回るのはSpaceXの「Falcon 9」だけだ。Electronは、Falcon 9よりもかなり小型で、Rocket Labはこれまで、キューブサットなどの小型衛星の打ち上げに注力してきた。
Rocket Labがターゲットにしている顧客は、比較的小型のロケットで打ち上げ可能な人工衛星を使った大規模な衛星コンステレーションを構築している企業だ。Neutronは、Electronが地球低軌道に送れる重量の25倍以上を運搬できるが、ペイロードはFalcon 9の約35%にとどまる。
Introducing Neutron – our new 8-ton class reusable rocket tailored for mega constellations, deep space missions and human spaceflight. Learn more: https://t.co/dews8XwdAM pic.twitter.com/R9NqltSHTF
— Rocket Lab (@RocketLab) March 1, 2021
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡