調査会社Gartnerが米国時間2月22日に発表したレポートによると、2020年第4四半期にはAppleがスマートフォン販売台数で世界1位になったという。Appleがサムスンを上回ったのは2016年以来のことで、2020年秋に発売した5G対応「iPhone 12」の好調な売れ行きなどにより、同四半期のiPhone販売台数は7990万台(前年同期比14.9%増)に達したという。
Gartnerによると、同四半期中のサムスンのスマートフォン販売台数は6210万台で、前年同期比11.8%の減少。3位は小米科技(シャオミ)で4340万台(同33.9%増)、4位はオッポで3440万台(同12.8%増)だったという。
華為技術(ファーウェイ)は、米政府の制裁措置により販売台数が大きく減少し、前年同期比41.1%減の3430万台となった。同社は11月に、低価格スマートフォンブランド「Honor」を売却することで合意しており、2021年にはスマートフォン生産台数を60%削減する準備を整えているとも報じられていた。
Gartnerによると、同四半期の全世界におけるスマートフォン販売台数は3億8460万台(同5.4%減)だったという。
「消費者は引き続き支出に慎重で、一部の裁量購買を控えているが、5G対応スマートフォンとプロレベルのカメラ機能が、同四半期の一部のエンドユーザーによるスマートフォンの新規購入、またはすでに所有している機種からのアップグレードを促進した」と、Gartnerでシニアリサーチディレクターを務めるAnshul Gupta氏はプレスリリースで述べた。
またメーカー別の年間スマートフォン販売台数ではサムスンが首位を維持。Gartnerによるとサムスンの年間販売台数は2億5300万台(前年比14.6%減)で、Appleは1億9900万台(前年比3.3%増)だったという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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