ヒュンダイ(現代自動車)は、謎に包まれた「Apple Car」に大きく関与しているとうわさされており、同じグループの起亜は米国で製造を担うかもしれない。さらには、Porscheの優秀な人材がApple Carに関与するとのうわさが流れている。独Business Insiderは現地時間2月4日、Porscheでシャーシ開発担当バイスプレジデントを務めていたManfred Harrer氏をAppleが迎え入れたと報じた。Appleにとっての大きな収穫であり、自動車に関する大がかりな計画がある明らかな兆しだ。
今のところ、Harrer氏のLinkedInプロフィールにはSUVの「Cayenne」シリーズ担当バイスプレジデントと書かれており、Appleへの移籍が事実であるとしても、同氏はそのことをまだ公にしていない。Business Insiderによると、Harrer氏は2020年末、極秘のApple Carプロジェクトに取り組むため、密かにPorscheを去ったという。Porscheは、「個人に関わるかもしれない問題」に関するコメントは控えるとした。Harrer氏の雇用状況についてAppleにコメントを求めたが、回答はない。
Harrer氏が、かつて「Project Titan」と呼ばれていたAppleのチームに参画したのが事実なら、ヒュンダイが先ごろ発表した電気自動車(EV)用プラットフォーム「Electric-Global Modular Platform(E-GMP)」がApple Carのベースになるという報道の信憑性が薄れる。Harrer氏のようなシャーシ専門家の登用は、Appleがヒュンダイの部品をそのまま利用するだけのつもりではないことを示唆している。少なくとも、E-GMPプラットフォームをApple独自のものに変えるのにHarrer氏が手を貸す可能性がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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