Appleでこれまでハードウェアエンジニアリングの責任者を務めてきたDan Riccio氏が、同社の新プロジェクトの責任者に任命された。
Appleは米国時間1月25日に経営陣の異動を発表し、かつて「iPad」開発チームの責任者などを務めた経験もあるRiccio氏(ハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント)が「新しいプロジェクト」の責任者になったことが明らかになった。
Appleは、Riccio氏が取り組む予定の新しいプロジェクトが何であるかには触れず、ただ同氏が最高経営責任者(CEO)であるTim Cookの直属になるとしている。
Riccio氏は23年前にAppleに入社、それ以来「iMac」、5G対応の「iPhone 12」、ArmベースのAppleシリコンを搭載する「Mac」、高額なヘッドホン「AirPods Max」などの開発に携わってきた。
「次は、私が最も愛することに取り組むのを楽しみにしている。それは、これ以上ないほどに胸躍る、新しくて素晴らしい何かを生み出す作業に、Appleにおける私の時間とエネルギーのすべてを注ぐことだ」と、Riccio氏はプレスリリースの中で述べている。
同氏はAppleにおいて、デザイン担当の責任者だったJonathan Ive氏やBob Mansfield氏とともに頭角を現した。
なお、Riccio氏の後任は2013年からハードウェアエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めてきたJohn Ternus氏で、同氏はハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントとしてAppleの経営陣に加わった。
Appleは、自動運転電気自動車に取り組んでいるとうわさされている。1月に入って韓国の自動車メーカーのヒュンダイは、自動車開発についてAppleと協議していることを明かしていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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