Googleの複数のサービスで米国時間12月14日、1時間以上にわたって大規模な障害が発生し、電子メールにアクセスできないなどの苦情が世界中のユーザーから寄せられた。「Gmail」「YouTube」「Googleドライブ」「Googleハングアウト」「Google Meet」などが、この問題の影響を受けたようだ。
DownDetectorによると、障害は米国東部時間午前6時25分(太平洋時間午前3時25分)頃に発生し、1時間以上続いたという。「Google Workspaceステータスダッシュボード」には、同社のすべてのサービスで障害が発生していると表示されていた。しかし、Google検索や「Chrome」は機能していたようだ。その後、米国東部時間午前7時40分(太平洋時間午前4時40分)頃になって、各種サービスが復旧し始めた。
しかし、Googleの声明ではそのタイミングが異なっている。Googleの広報担当者の声明によると、障害が発生したのは米国太平洋時間午前3時47分で、約45分間続いたとされている。障害の原因はサイバー攻撃ではなく、「内部のストレージ割当に関する問題」だったという。
「ユーザーにログインを求めるサービスで、この期間にエラー率が高くなった」と、広報担当者は声明で述べ、「すべてのサービスが現在復旧している。影響を受けたすべての人々にお詫びする。この問題が今後決して再発しないように、徹底的なフォローアップ調査を実施する予定だ」とした。
月曜の朝に発生した今回の障害で、Googleだけでなく、Googleのサービスに依存する世界中の労働者、学生、企業にとって、険しい1週間の始まりとなった。
Twitterではハッシュタグ#GoogleDownがトレンド入りし、仕事ができない、課題が完了できない、重要な締め切りに間に合わないといった苦情が寄せられた。中には、誰もがGoogleに依存する状態に一考を投じ、そのことが良くないのではないかと述べるユーザーもいた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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