積水ハウスは12月14日、ウイルスや花粉など、住まいの汚染物質に配慮した「新しい生活様式」に対応する、戸建住宅の次世代室内環境システム「SMART-ECS(スマート イクス)」を発売した。
SMART-ECSは、窓開け換気だけに頼ることのない、健やかできれいな空気環境の実現に加え、「タッチレス設備」や「抗ウイルス建材」を活用した、安心、快適に過ごせる住環境の構築を可能にするシステムだ。販売地域は沖縄を除く全国で、標準価格は43万円~となる。
熱交換型換気システム「アメニティー換気システムIV」の給排気口の配置を工夫することで、LDKなどの生活空間に新鮮な外気を取り入れて風上とし、玄関などの非生活空間を風下になるように「換気ゾーニング」することで、家全体の空気の流れをコントロールする。
玄関で手洗いや着替えが効率的にできる「チェンジングルーム」プラン提案と合わせて、外から持ち帰った汚染物質をLDKなどの生活空間に入れないように配慮する、「新しい生活様式」に対応した。
また、屋外に排気する熱を回収する熱交換型換気で、換気による熱損失を約80%抑制。快適性や省エネ性を維持しながら、建築物衛生法にて商業施設等で求められる基準の換気量を家全体で確保するほか、LDKに天井付空気清浄機「エアミー」を設置し、空気中の微細な汚染物質を除去する。
さらに、顧客のニーズに応じて、「タッチレス設備」「抗ウイルス建材」の導入や、家庭内感染の防止に配慮した「自宅療養配慮プラン」の提案、住宅設計用CADと連携した邸別換気解析システムによる換気シミュレーション動画の提案も予定している。
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